専大松戸の学校応援団が甲子園に到着できず 新幹線運転見合わせでブラスバンドなしも生声応援!球場全体も手拍子

 「全国高校野球選手権・3回戦 専大松戸-土浦日大」(16日、甲子園球場)

 大会本部は専大松戸の応援団がプレーボール時に到着できていないことを発表した。「新幹線で甲子園に向かっていますが、新幹線の運転見合わせのため、東京駅出発が大幅に遅れたためです」とアナウンスされた。

 新幹線は午前8時半ごろ、静岡県富士市に設置された雨量計が規制値に達し、三島-静岡間の上下線で運転を見合わせた。その後、東海道・山陽新幹線の全線が運転をストップする事態に陥った。

 その後、午後2時10分に全線で運転を再開。専大松戸の応援団は移動中とみられ、初回の攻撃中にはブラスバンドの演奏がなかった。それでも控えメンバーや到着していた選手の保護者ら約400人で声を張り上げての応援が球場に響き渡った。

 現場も引率教師がいないため混乱しており、学校関係者は野球部のコーチ1人のみ。コーチ自身も試合前のシートノックに入っていたため、状況が把握できていないと明かした。

 日本高野連によると午後5時過ぎに名古屋駅を出発し、順調なら試合中に甲子園へ到着できる見通しだった。だが米原駅付近で再度止まっていると連絡が入り、球場到着は絶望的な状況になっているという。

 ただチャンスの場面ではアルプスにいる約400人が声を張り上げ、名前を呼びながら必死に応援。練習補助員の高橋健太君(2年)は「人数は少なくても応援の熱は代わらない。全力で自分たちが出せる声を出したい」と力を込めた。「喉がきつい。手が痛い」と言いながらも声を張り上げた。六回表2死二、三塁の好機では球場全体から手拍子がわき起こった。

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