「全国高校野球選手権・３回戦、おかやま山陽７－２日大三」（１７日、甲子園球場）

　おかやま山陽（岡山）が“日大キラー”ぶりを発揮。強打の日大三（西東京）を継投でかわし、初の８強入りを決めた。岡山県勢としては１２年の倉敷商以来、１１年ぶりの快進撃となった。

　初回に４番・土井の中犠飛で幸先よく先制し、二回には先発の８番・西野が左越え適時二塁打を放つ。１点差の五回にはしたたかに相手のミスにも乗じ、飯田、西野のタイムリーなどで一挙４点のビッグイニングとつくり、今大会、必殺のチェンジアップで好投していた日大三のエース・安田虎汰郎を攻略した。投げては西野、三宅、井川の継投で逃げ切った。

　おかやま山陽は１回戦で日大山形（山形）を９－２で破ると、２回戦は大垣日大（岐阜）に４－３で逆転サヨナラ勝ち。３回戦で優勝経験のある日大三を破り、“日大系列”に３連勝となった。

　ネットではおかやま山陽がトレンド入りし、「日大キラー」、「日大クエスト」、「まじ強いな」、「ぜひ土浦日大とも」などの声で盛り上がっている。