元巨人監督の堀内恒夫氏が１７日、自身のブログを更新。前日１６日の巨人戦を振り返り、「不思議なリクエスト」に言及した。

　堀内氏が触れたのは三回の場面。２死一、二塁で坂本が三ゴロを打ち、三塁手が二塁に転送してアウト判定。タイミングは微妙で、原監督はリクエストを要求した。

　ただ、ボールは二塁から一塁に転送され、これに対してもアウト判定。仮に二塁がセーフと覆っても、一塁がアウトで３アウトとなっていた。

　試合後、原監督は“謎のリクエスト”について「俺の中ではファーストをもう見てなくてね。あそこの場面（二塁）、だというのがあってね。一応リクエストさせてもらった」と釈明していた。

　堀内氏は「これね、何でリクエストしたのかテレビ見ていて不思議でね」とし、「つまり、試合の流れに関係のないリクエストっていうわけさ。真意のほどはわからないことだけど　コーチは何をしていたか　なぜ、止めなかったのかそれを言いたいね」と疑問を投げた。

　また、結果的にただ権利を失うだけのリクエストになったことに、「それから、今後のためにリクエストって対象外の項目があるはず。今回のようにリクエストして判定が覆されたとしても状況が変わらない場合を対象外に入れておいた方がいい。試合を遅らせるだけだ」とも付け加えた。

　また、念のため一塁に送球していた中日の二塁手・石垣にも言及。「この場面で注目すべきは中日のセカンド　石垣くんですよ。彼自身もタイミングが際どいと判断してか　サードゴロを処理した石川くんからの送球をセカンドで止めず　すぐに一塁に送球して打者走者の坂本をアウトにしていたこと。これです」とつづった。