神村学園 3戦連続2桁得点で夏初8強 小田監督「できすぎ」サッカー部が有名も「もとは野球部が」

 ベスト8進出を決めスタンドに向かってガッツポーズを決める神村学園ナイン(撮影・開出牧)
 ベスト8進出を決め、マウンドでガッツポーズを決める神村学園・黒木陽琉(撮影・開出牧)
 1回、先制の右前適時打を放つ神村学園・岩下吏玖(撮影・開出牧)
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 「全国高校野球選手権・3回戦、神村学園10-4北海」(17日、甲子園球場)

 神村学園(鹿児島)が3試合連続2桁得点と猛打を見せつけ、夏の甲子園初のベスト8入りを果たした。3試合とも初回から得点を挙げ、この試合も北海(南北海道)の147キロ右腕・岡田彗斗投手(3年)を攻略。小田大介監督(40)は選手を鼓舞し続けてかすれてしまった声で「できすぎだと思います。基本、打つチームではない。積極的に打っていくことがいい方向に行っている」と笑顔で選手をたたえた。

 鹿児島県勢夏70勝目を、県勢では06年ベスト4の鹿児島工以来、17年ぶりとなる8強で飾った。「鹿児島県勢はなかなか勝てないと言われてきた。少しは代表校として戦えているかと思うと、とてもうれしい」とホッとした様子。

 同校は05年センバツで初出場準優勝。近年はサッカー部も強豪で「もともとは野球部がセンバツで準優勝し、その後サッカー部が国立で(07年全国高校サッカー選手権)3位。野球部が先に結果を出したが、その後なかなか勝てず苦しかった。サッカー部の活躍は励みになる」とユーモアを交えながら切磋琢磨(せっさたくま)する選手の様子を伝えた。

 この日4安打3打点の上川床勇希外野手(2年)は「バットを最短距離で出して、上からたたく。野手のグラブをはじく打球を心がけたのがよかった」と好調の理由を説明。準々決勝はおかやま山陽と、互いに初の準決勝をかけて戦う。「3年生と監督を日本一にできるように」と力を込めた。

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