史上88人目のノーノー達成のソフトバンク・石川柊太「色んな運が重なった」「毎試合毎試合目指していたけど」

ノーヒットノーランを達成し、捕手甲斐(左)と抱き合う石川(中央)
ノーヒットノーランで西武に勝利し、ナインとタッチする石川(右)
西武戦に先発した石川
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 「福岡ソフトバンクホークス8-0西武ライオンズ」(18日、ペイペイドーム)

 ソフトバンク先発の石川柊太投手(31)が史上88人目、今季12球団初のノーヒットノーランを達成した。

 初回はペイトンに四球こそ与えたが、源田、中村から三振を奪うなどテンポ良く立ち上がると、西武打線から凡打の山を築いた。最終回はアウトの度に球場は大盛り上がり、最後までボールにキレは衰えることなく、最後は西武の4番中村を一ゴロに打ち取り、快挙を成し遂げた。投球内容は9回127球8奪三振4四球だった。

 ヒーローインタビューでは「できると思ってなかったっていうとあれですけど、色んな運が重なった。野手の人が点をとってくれて楽に投げられた。(達成の瞬間は)自然と笑みがこぼれた。チームの勝利に貢献できたので、ホッとできた瞬間だった」と、充実した表情で振り返った。「毎試合ノーヒットノーラン目指して初回にヒット打たれてなんだよってなっていた。最後までそんなに意識はしてなかった」と明かし、「声援が力になった。インコースのストレートでアウトカウントとれたのが大きかった。四球があるのでまだまだだなと思う。これで次良くなくて、あれだけかよって思われたら良くないので、次もいいピッチングができるように」と、今後を見据えた。

 ノーノー達成者は石川で88人目(完全試合も含む)。ソフトバンクでは22年5月11日の西武戦で東浜巨が記録した。昨季は佐々木朗希(ロッテ、完全試合)、東浜、今永昇太(DeNA)、山本由伸(オリックス)、コディ・ポンセ(日本ハム)の5人が達成していたが、今季では初の達成者となった。

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