ロッテ・種市 自身初2桁勝利の今季10勝目「ローテーションに入って10勝するのが目標だった」
「東北楽天ゴールデンイーグルス1-4千葉ロッテマリーンズ」(18日、楽天モバイルパーク)
ロッテの種市篤暉投手が8回114球を7安打1失点。自身初の2桁勝利となる今季10勝目を挙げ「プロ入ったころから、ローテーションに入って10勝するのが目標だった。7年かかりましたけど達成できてよかった。満足せずに次の試合も勝てるようにしたい」と喜びの表情だった。
初回は無失点としたが、ボール先行の投球となった。ベンチに戻ると吉井監督に「ちょっと強めに、『ストライク先行でいけ!!』って言われました。でっかい声で」。気持ちを切り替え修正し、七回まで無失点。八回には2死一、三塁とピンチを背負い、小深田に二塁への適時内野安打を許したが、最少失点にまとめた。
直球、スライダー、ツーシームを織り交ぜ、7奪三振。今季130奪三振に到達した。チームメートの佐々木朗に並び、リーグトップタイに。勝利数はオリックス・山本の11勝に次いで2位となり、タイトルが視野に入ってくるが「もちろん欲しいですけど、そこを目指しちゃうと力みにつながる。結果的にとれればいいかなって思ってます」と話した。
指揮官は「(10勝は)期待からいくと全然物足りない。そんなのは通過点というくらいバーンっと突き抜ける力は持っていると思う。この後も期待しています。八回までしっかり投げてくれた。きょうは、連敗を止めるためのエースのピッチングだと見ていて感じました」と評価した。