慶応 清原勝児に甲子園がどよめく!代打で登場し投ゴロも聖地の雰囲気一変 直後に一挙6点で逆転成功 第2打席は三ゴロ

 6回、投ゴロに倒れる慶応の代打・清原勝児(撮影・北村雅宏)
 ベンチで声を出す慶応・清原勝児(左)=撮影・開出牧
 6回、代打で投ゴロに倒れた慶応・清原勝児(撮影・開出牧)
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 「全国高校野球選手権・準々決勝、慶応7-2沖縄尚学」(19日、甲子園球場)

 慶応の清原勝児内野手が2点を追う六回先頭の鈴木に代わって代打で登場。投ゴロに終わったが「代打・清原」のコールに甲子園のスタンドから大きなどよめきがわき起こった。

 沖縄尚学の好投手・東恩納と対した今夏甲子園の2打席目。初球、2球目と変化球を悠然と見送った。フルカウントから外角低めの変化球にバットを伸ばしたが、投ゴロに打ち取られた。

 3回戦に臨む前には父・和博氏から「悔いなく頑張ってこい」とメッセージを送られていたことを明かした。父は前日の18日が56歳の誕生日。「どの立場でも貢献したい」と白星をプレゼントするべく懸命にバットを伸ばしたが、惜しくも快音を響かせることはできなかった。

 それでも球場の雰囲気は一変。チームメートが直後に1死満塁の好機をつくると、4番・加藤が左中間を破る走者一掃の3点二塁打を放ち逆転に成功した。さらに延末も右前適打で続き失策が絡んで追加点を奪うと、渡辺は右越えの適時二塁打で一挙5得点。“ミスターゼロ”の異名をとった東恩納を見事に攻略して降板に追い込むと、福井にも適時打が生まれ、驚異のビッグイニングを作った。

 打者一巡で巡ってきた第2打席は、内角球を力強く引っ張り込んだが、打ち損じての三ゴロに。それでも満員に埋まった三塁アルプスからは大歓声が飛んでいた。チームは沖縄尚学に逆転で勝利し、103年ぶりとなる4強進出を決めた。

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