慶応 清原勝児は父和博氏に「優勝することが一番の恩返し」2打席凡退も103年ぶり4強進出「あと2勝したい」

 沖縄尚学に勝利し、駆け出す慶応・清原勝児(左端)らナイン(撮影・北村雅宏)
 沖縄尚学に勝利し、校歌を歌う慶応ナイン(撮影・北村雅宏)
 6回表、生還しベンチで迎えられる慶応・加藤(中央)
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 「全国高校野球選手権・準々決勝、慶応7-2沖縄尚学」(19日、甲子園球場)

 西武、巨人、オリックスで活躍した清原和博氏を父に持つ慶応・勝児内野手は、六回に代打で登場するも2打席凡退。それでもチームの103年ぶりとなる4強進出に「ベスト4に入れて良かった」と語った。

 出番はクーリングタイム明けに訪れた。六回先頭の鈴木に代わって代打で登場。「代打・清原」がコールされると、甲子園には大きなどよめきがわき起こった。

 「すごい歓声をいただいて、球場全体に応援していただけているというのは感じました」。沖縄尚学の好投手・東恩納と対した今夏甲子園の2打席目、初球、2球目と変化球を悠然と見送った。フルカウントから外角低めの変化球にバットを伸ばしたが、投ゴロに打ち取られた。

 それでも「自分が出塁できなくて、他のみんながカバーしてくれた」と味方打線が打者一巡の猛攻で試合をひっくり返し、この回2度目の打席へ。2死二塁から儀部と対し、内角球をフルスイングしたが三ゴロに倒れた。それでも満員となった三塁アルプス席からは大歓声が飛んだ。

 ネクストサークルではバットをじっと見つめて準備を整えていた勝児。「1点疑視というメンタルトレーニングを教えてもらったことを自分で良いと思っているので、やりました」。普段から行っているルーティンだという。

 バックネット裏で見守った父に1日遅れの誕生日プレゼントを届け「この先、優勝することが恩返しだと思うので。もっと成長してあと2勝したい」と力を込めた。

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