土浦日大は準決勝で慶応と“サラサラヘア”対決 エース・藤本「かっこいい選手がいるので負けたくない」

 ベスト4進出を決めさわやかな笑顔の土浦日大・藤本土生(撮影・開出牧)
 ベスト4進出を決め、駆け出す土浦日大ナイン(撮影・北村雅宏)
 ベスト4進出を決め、校歌を歌う土浦日大ナイン(撮影・北村雅宏)
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 「全国高校野球選手権・土浦日大9-2八戸学院光星」(19日、甲子園球場)

 土浦日大が11安打で9点と効率よく得点し、初の4強入りを決めた。四回途中から救援した背番号1の藤本士生投手(3年)が、1失点と好リリーフ。最後はガッツポーズで締め「今日の1勝は気持ちが入った。(打線が)援護してくれて、感謝の気持ちのガッツポーズ」と一丸の勝利を喜んだ。

 21日の準決勝は、第1試合で103年ぶりの4強入りを果たした慶応との対戦が決まった。今大会では球児の髪形が、長年定番だった丸刈りから変化しており、土浦日大もその1校。慶応も同様で、準決勝は関東対決だけでなく、“サラサラヘア”対決にもなる。

 今大会前に散髪に行き「横3ミリ、ツーブロックにならない程度に」とオーダーしてきたという藤本は、「(慶応にも)かっこいい選手がいるので負けたくない」と冗談交じりに宣戦布告。意識する選手に、準々決勝の沖縄尚学戦で2本の長打を放った1番の「丸田(湊斗)君」と名前を挙げていた。

 6月に日本高野連が発表した全国調査では、丸刈りの学校は全体の約4分の1。今大会の準々決勝に進出した8校では、土浦日大、慶応、花巻東の3校が丸刈りではない学校だった。

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