連覇王手の仙台育英・須江監督 東北6県に異例のお願い「そろそろエネルギー尽きそう。東北、宮城の皆さん、明後日14時、西の甲子園にパワーを」

神村学園に勝利し、決勝戦にコマを進めた仙台育英ナイン。右端は高橋煌稀(撮影・中田匡峻)
7回、走者と打者に伝令を送る仙台育英・須江航監督(撮影・中田匡峻)
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 「全国高校野球選手権・準決勝、仙台育英6-2神村学園」(21日、甲子園球場)

 史上7校目の連覇を狙う仙台育英(宮城)がソツのない走塁と効果的な一発で初の4強入りした神村学園(鹿児島)に快勝し、2年連続決勝進出。夏の甲子園10連勝とし、快挙へあと1に迫った。23日の決勝では慶応(神奈川)と頂点を争う。

 仙台育英は1点を追う二回1死二塁から7番・登藤の左前打で同点。三回にも盗塁を絡め、1死三塁から4番・斎藤陽の三塁前スクイズで勝ち越すと、6番・鈴木の中堅右への2ランなどで、この回4点を挙げた。八回には1番・橋本の適時打でダメ押し。投げては高橋、湯田が好投。強力打線を封じた。

 試合後、仙台育英・須江監督は「勝ちましたけど、猛烈な打球で攻撃されていたので、最後までいつひっくり返されるかという気持ちだった」とホッとした表情。「先制とられてしまって、そこで、2、3点目を運良くとられなかった。(勝ち越しスクイズは)迷わず。十分チャンスあるなというところで。三塁ランナーの山田もいい走塁でした。あんなに早く黒木くんが出てくると思わなかったので、向こうの魂の采配というか勝負を賭けてきたので、こちらも中途半端なことをしないで狙い球を徹底していくしかないなと。それに応えてくれた鈴木拓斗のバッティングが本当に素晴らしかった」と、振り返った。

 決勝に向けては「初戦から超強豪校と試合させていただいて、そろそろエネルギーが尽きそうなので、東北6県の皆さん、宮城の皆さん、東北に縁のある方、明後日14時に西の甲子園の方にパワーを送ってもらえたら。みんなの気持ちをもって戦いたいと思います」と、見据えた。

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