慶応が107年ぶりV王手 歴史的快進撃止まらず2年生エース、小宅が完封で土浦日大を撃破 王者仙台育英と決戦へ

7回、土浦日大・鈴木大和(後方)を遊飛に打ち取った慶応・小宅雅己(撮影・中田匡峻)
力投する慶応・小宅雅己(撮影・北村雅宏)
5回、土浦日大・藤本士生(左)から左前打を放つ慶応・小宅雅己(撮影・中田匡峻)
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 「全国高校野球選手権・準決勝、慶応2-0土浦日大」(21日、甲子園球場)

 歴史的快進撃は止まらない。慶応(神奈川)が接戦をものにし、準優勝した1920年以来実に103年ぶりの決勝進出。1916年の第2回大会以来107年ぶりの優勝に王手をかけた。神奈川県勢の決勝は2015年優勝した東海大相模以来8年ぶり。決勝では連覇を狙う仙台育英と対戦する。

 慶応は二回2死二塁から9番・小宅の右中間二塁打で先制。六回には先頭の6番・渡辺恵が左翼フェンス直撃の二塁打で出塁し、送りバントの後に8番・大村がしぶとく右前打し、貴重な1点を追加した。

 投げては2年生エース小宅がテンポのいい投球で9回118球7安打5奪三振無失点。完封勝利を飾った。

 土浦日大(茨城)は投手陣が踏ん張ったが、七回2死三塁、八回2死一、二塁などチャンスを作ったがあと1本が出ず、初の決勝を逃した。

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