オリックス 中嶋監督は広岡の決勝打をたたえるも「誰でもいいから打ってくれ」と本音がポロリ ワゲスパックには「本当に良かった」

 西武に勝利し、ワゲスパック(右)とタッチを交わす中嶋監督(撮影・西岡正)
 ヒーローインタビューの後、通訳と並んでポーズを決めるワゲスパック(撮影・西岡正)
 2回、右越えに走者一掃の先制三塁打を放つ広岡(撮影・西岡正)
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 「埼玉西武ライオンズ1-5オリックス・バファローズ」(22日、ベルーナドーム)

 オリックスが西武に快勝し、4連勝。今季最多の貯金24とした。

 先発のワゲスパックが6回1安打無失点の好投で4勝目。先発に再転向後は3試合目での初勝利となった。中嶋監督は「ワゲがよく投げてくれて良かった。継続して良かったです。そのぐらい(8割ほどの力)でも球の勢いがある、角度もありますし。今日の投球は本当に良かった」と手放しで褒めた。

 打線は二回に2死満塁とすると、昇格即先発の広岡が走者一掃の適時三塁打。8試合連続で2得点以下だったが、一挙3得点を挙げた。六回には紅林の適時打とゴンザレスの犠飛で2点を追加。20日までの貧打がうそのように得点を重ねた。

 指揮官は広岡の先制打の場面を振り返り、「いや~焦りましたね。また点数が入らないのかなと思って。なんか、スカッと入ってこない。でも、本当に大志があそこでよく打ってくれた」とたたえた。

 昇格即起用の一打にチームが盛り上がるかと問われ「そうですよね」と言ったが、「誰でもいいんだけどな」と笑いながら、本音をポロリ。「誰でもいいから打ってくれと思いますよ」と久しぶりの3得点以上に安心したようだった。

 西武とは今季13勝5敗となり、残り7試合を残して、2年ぶりの勝ち越しが決定。最短で優勝へのマジックは25日にも点灯する。

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