慶応・清原Jr.「じっくり」道模索中 将来は「もちろんプロ野球選手になりたい」

 母校のグラウンドで優勝旗を囲んでポーズを決める慶応ナイン(撮影・開出牧)
 取材に応じ笑顔を見せる慶応・清原
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 23日に閉幕した第105回全国高校野球選手権で107年ぶりの優勝を果たした慶応が25日、日吉台野球場で取材に応じた。

 最寄り駅では至る所に日本一を祝う紙が貼られるなど、大盛り上がり。西武、巨人などで活躍した清原和博氏(56)の次男・勝児内野手(2年)は「たくさんの人に『おめでとう』と言ってもらって、徐々に実感はわいてきている」と話した。

 約3週間ぶりに自宅に戻った昨夜は「ずっとホテル生活だったので、家に帰って夜ご飯を食べた」と母・亜希さんが作ったタコライスを食べたという。兄で慶大野球部の正吾さん(21)のSNSには弟から金メダルを首にかけてもらう写真が投稿されており、両親にも「かけました」と勝児。父からは「よく頑張った」と声をかけられたと明かした。

過去にクラブで活躍した選手も

 昨年度は単位が足らず2度目の1年生を過ごしたため、高校野球はこれで引退。今後については「まだ頭の整理がついていないのでじっくり考えていきたい」と話すにとどめた。過去には同校で留年し、大学で野球を継続する選手はクラブチームで1年間活動した例もある。「もちろんプロ野球選手になりたいのはあるけど、それも頭に入れて考えていきたい」。日本一の余韻に浸りながら、もう一つの夢に向けて最善を模索していく。

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