激闘ドロー ヤクルトはまさかの本塁3度憤死でマツダでまた勝てず 最後は「オーバーラン」で決着

 6回、味方守備が青木(手前)の生還を阻み、無失点に抑える大道(撮影・田中太一)
 3回、グラウンドを見つめる高津監督。右は三振に倒れ引き揚げる村上(撮影・田中太一)
 12回、代打磯村の内野安打で二走代走の羽月(左)が三塁をオーバーランし、三塁手村上にタッチされ試合終了となる
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 「広島東洋カープ7-7東京ヤクルトスワローズ」(27日、マツダスタジアム)

 十二回の激闘は両軍譲らず、引き分けとなった。

 広島は初回、末包の満塁弾などで6得点。だが、ヤクルトも四回にサンタナの3ランが飛び出し、逆転に成功した。広島が八回に堂林の適時打で追いつき、延長戦へ。広島は十一回からアドゥワが登板し、ベンチ入り投手が不在となる総力戦となった。

 十二回は2死一、二塁から磯村が三遊間へ内野安打。だが、遊撃手・長岡が好判断で三塁へ送球すると、三塁ベースをオーバーランしていた二走・羽月がタッチアウトとなり、ゲームセットとなった。

 ヤクルトは五回、六回、十回と3度も本塁で憤死。今季11連敗中のマツダスタジアムで、またも勝てなかった。

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