今秋ドラフト候補の関大・有馬が先制打 6月下旬に右手首骨折も「回復できた」 巨人など3球団視察
「夏季OP戦、関大14-0大体大」(27日、KAISERS BASEBALL FIELD)
9月2日に開幕する関西学生野球秋季リーグを前に、関大と大体大がオープン戦が行った。今秋ドラフト候補の関大・有馬諒捕手(4年・近江)は「3番・捕手」で出場。先制打を放つなど4打数1安打1打点、2四球でチームの大勝に貢献した。
三回、1死二、三塁で打席へ。初回の打席で三振を喫した下手投げの投手に対し、うまく対応し、中前に先制打を放った。6月下旬に右手首を骨折。まだ万全の状態ではないものの、「試合に出られるまで回復できた。特に心配するところはないかな」と手応えを口にした。
この日は巨人、ロッテ、日本ハムの3球団のスカウトが視察に訪れた。巨人の桜井担当スカウトは「高校から守備がしっかり成長している。リーグ戦も追いかけたい」と評価した。
今秋限りでの退任が発表された早瀬万豊監督(65)と戦う最後のリーグ戦はドラフト前、最後のアピールの場になる。有馬は「自分の力を存分に発揮したい」と力強く意気込んだ。
◆有馬 諒(ありま・りょう)2001年4月3日生まれ、22歳。奈良県出身。181センチ、88キロ。右投げ右打ち、捕手。小1から軟式の西大寺ドリームズで野球を始め、平城中時代は硬式の奈良ウイングに所属。近江では甲子園に2年春と夏、3年夏に出場。関大では捕手として2年秋から3季連続でベストナイン獲得。