DeNA激震 バウアーが右腸腰筋遠位部損傷で抹消 今季絶望の可能性も 三浦監督「しばらくかかりそう」 宮崎は復帰
DeNAの三浦大輔監督は1日、試合前に取材に応じ、30日の阪神戦(甲子園)で右股関節付近に違和感を訴えて降板したトレバー・バウアー投手について、「抹消します。しばらくかかりそうな感じなので。(病院には)昨日いってきました」と、登録抹消することを明言。今季中に戻れるか?との問いには「しばらくかかりそうです」と繰り返した。その上で「チームとしては痛いですけど、試合中のプレーの中でのアクシデント。執念をみせてくれたプレー。アクシデントなんでね。しょうがない。本人とも話はした。本人も残念がっていた。治すことに専念してくれと話して、本人も『そうする』と」と、説明した。球団によると、横浜市内の病院で診察を受け、右腸腰筋遠位部損傷と診断された。
その後の公示で抹消された。
右腕は同戦の三回1死一塁から、マウンド前に転がった近本の打球に対してスライディングキャッチを試み、ノーステップで反転スローした際に患部に違和感を覚えた。その後の1死二、三塁のピンチでは、中野を左飛、森下を空振り三振に仕留めたが、四回のマウンドに上がることはなかった。三浦監督は「ちょっと投げるのが難しそうな感じだったので、無理はさせなかった」と語り、バウアーは試合後、少し右足を引きずるようなしぐさを見せながら、帰りのバスに乗り込んでいた。
DeNAは現在、首位阪神と10・5ゲーム差の3位。4位巨人とは2ゲーム差で、CS争いが激化する中、10勝をマークしているサイ・ヤング賞右腕が痛恨の離脱となった。
一方で左肋間筋炎症で離脱していた宮崎敏郎内野手は登録された。三浦監督は「今日から登録します。しっかりケアして今日からまたやってもらいます。チームのためにやってもらいます」と、期待を込めた。