中日・近藤廉の1回62球10失点問題に英智氏「途中で代わっても良かったのでは」と左腕を気遣う
元中日の英智氏が3日、ユーチューブの「野球いっかん!」に出演し、8月25日の中日-DeNA戦の九回に今季初登板し、1回で62球を投げ続け、8安打5四死球で10失点(8自責)した3年目の中日・近藤廉投手(24)について語った。
英智氏は当日、大島が2000安打を達成する可能性があったため、バンテリンドームに来場していたことを明かした。だが、大島が途中交代となり、記録達成が持ち越しとなったことで球場を後にし、近藤の一件についてはスマートフォンの試合経過で知ったのだという。
名城大時代に強肩の外野手として鳴らす一方、投手としても活躍した英智氏は「自分がもし選手でベンチにいたら、代わって投げてあげようかな。台所事情もあるし」と思ったという。ただ、中日ベンチは6点ビハインドの場面で登板した左腕を交代させず、イニング完了まで投げさせた。これに英智氏は「10点取られる途中で代わっても良かったんじゃないかなとは思いますね」との私見を示した。
続けて近藤が登板翌日に出場選手登録を抹消されたことにも触れ、「2軍に落とすんだとしたら、もう1回ぐらい1軍で登板させて抑えて、『お前はこういうピッチングもできるんだぞ。2軍でコンスタントに出せるように頑張ってこい』という送り出し方をしてあげてたら心配ないと思うんですけど。これは2軍の誰かがサポートしてあげてもダメだと思うんです。1軍の近藤選手の周りにいる誰かが勇気づけるワードとか、ポイントとかを伝えてあげてから落として欲しいなと。まあ、その辺は落合ヘッドとか、ピッチングコーチの人がやってくれてると思うんですけど」と左腕を気遣っていた。