152キロ右腕、専大・西舘昂汰に11球団28人のスカウト集結 西武・潮崎編成グループディレクター「魅力的なピッチャー」
「東都大学野球2部、駒大5-4専大」(5日、UDトラックス上尾スタジアム)
今秋ドラフト候補に挙がる専大の最速152キロ右腕・西舘昂汰投手(4年・筑陽学園)が先発し、4回5安打2失点。チームを勝利に導けず悔しさをにじませたが、「初回はあんまりよくなかったけど、なんとなく自分の中でタイミングがつかめてきてここから上がってくるかなと。三振を二つフォークボールで取れたのが収穫だった」と、手応えも口にした。
初回、2四球で2死一、二塁のピンチを招くも、5番をフォークで空振り三振に。二回にも二つの三振を奪った。三回に1死一、二塁から3連打で2失点したが、直後の攻撃で味方が3得点して逆転した。
四回は無失点で抑えて交代。西舘自身は「まだまだ全然いけました」と続投を志願したが、斎藤正直監督は「球数がブルペンで30球で、四回終わりで80球くらい。この暑さですから。明日試合があるのであればもう少し頑張ってもらうけど明日なかったので、今日の1戦でいろんなピッチャーを使いたいという意思があった」と五回から継投策に入った。
バックネット裏では11球団28人のスカウトが右腕に熱視線を送った。西武・潮崎編成グループディレクターは「エンジンが大きいから伸びしろも感じる。体が大きくて150キロ位投げられて両サイドにきっちり投げられることができる。魅力的なピッチャーです」と評価した。