中日・細川、岡林が相次ぐ走塁ミス 本拠地はため息の渦 立浪監督はベンチで立ち尽くす

 「中日ドラゴンズ0-1阪神タイガース」(6日、バンテリンドーム)

 最下位に沈む中日が相次ぐ走塁ミスを犯して今季20度目の完封負けを喫し、バンテリンドームの中日ファンからはため息が漏れた。

 まずは1点を追った四回1死一塁。左中間に飛んだ石川昂のライナーは左翼・ノイジーが処理する形になった。送球するには反転する必要がある捕球体勢だったが、一塁走者の細川は三塁を狙わず二塁止まり。次打者・カリステは右翼後方への飛球を放ったが、今度は細川はハーフウエーで打球の行方を見ていたため、三塁にタッチアップができなかった。石川昂の打球で三塁に進めていれば同点に追いつけていた場面でもあり、一塁ベンチの立浪監督は呆然と立ち尽くしていた。

 CS放送で解説を務めたOBの吉見一起氏は「こういうところなんですよね。守備位置、打球が飛んだ瞬間の判断。センス、野球勘になってくるんですけどね」と浮上のきっかけをつかめない古巣の低迷ぶりを嘆いた。

 さらに六回無死一塁から、細川がフルカウントから四球を選んだ投球がワンバウンドとなり、一塁ベンチ方向にそれた。一塁走者の岡林は二塁を蹴って一気に三塁を狙ったがタッチアウト。立浪監督はすかさずリクエストを要求したが判定は変わらず。またもスタンドにはため息が充満した。

 九回2死一塁から代打・鵜飼が空振り三振に倒れると、またも球場はため息に包まれ、立浪監督は足早にロッカーへと引き揚げた。

 X(旧ツイッター)では「走塁ミス」がトレンド入りし、「これだけミスしたらそりゃ勝てんわ」「小笠原を見殺し」「好走塁は見ないけどこういうのは何度も見た」「選手だけの責任なのか?」といったコメントが集まっていた。

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