西武・中村 今季初1試合2発 歴代11位田淵まであと5本の通算469本塁打

 「オリックス・バファローズ3-4埼玉西武ライオンズ」(6日、ほっともっとフィールド神戸)

 40歳でも衰え知らずの打棒で最下位脱出に導いた。西武・中村が今季初の1試合2本塁打だ。

 1-0の四回無死は本田のフォークを捉えて、9月初アーチを左越えへ。おなじみ、試合中に球団広報から配信される、ホームラン談話は「打ててよかったです!!」。お決まりのせりふだが、試合展開では、大きな意味のある一発だった。

 貴重な2点目を追加すると、八回1死は比嘉の緩い球を捉えて左翼スタンド中段へ15号ソロ。昨年8月4日・オリックス戦以来となる1試合2発の「おかわり」15号ソロで西武ファンを歓喜させた。

 歴代12位の通算469本塁打を誇り、次に期待されるのは474本を放った歴代11位の田淵幸一の記録超え。「一回、ラジオで共演したので、また一本ずつ頑張る」と意欲をにじませている。

 ベテランであることから、体調面を考慮されて常時の出場は難しいが、本塁打数はチームトップ。プロ22年目の今季、貧打の打線を堂々と支えている。

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