プロ野球選手会 西武・山川の無期限出場停止処分に森事務局長「一刻も早く現場復帰してもらいたい」

 日本プロ野球選手会の森忠仁事務局長が11日、球団から無期限の出場停止処分となっている西武・山川穂高内野手に関して、「一刻も早く現場には復帰してもらいたい」と語った。

 日本野球機構(NPB)との事務折衝後に取材に応じた森事務局長は、この日の交渉で山川について「話はしていないです」と説明。今後については「特に働きかけていくというところはないが、一刻も早く現場には復帰してもらいたい」と話した。

 山川は、都内のホテルで知人女性に性的暴行をしたとして強制性交の疑いで書類送検されていたが、嫌疑不十分で不起訴処分となった。これを受けて森会長は8月30日に談話を発表。「不貞行為について特にご家族との関係で反省すべき点はある」と前置きした上で、「選手寿命が限られているプロ野球選手にとっては1日1日が極めて貴重なものです。本件選手が再びグラウンドでプレーできるよう、静かに見守りいただきますようお願いいたします」など、メディアやファン、球団に対して客観的事実に基づく慎重な対応をするよう求めていた。

 山川は昨年11月、東京都港区のホテルで20代女性に性的な暴行をした疑いで5月23日に書類送検。警視庁は起訴を求める「厳重処分」ではなく、判断を検察に委ねる「相当処分」の意見を付けた。その後、東京地検は嫌疑不十分で不起訴処分とした。山川は5月12日に「コンディション調整」という理由で出場選手登録を外れ、その後は球団施設で3軍の練習に参加。今月4日に西武は、無期限の公式試合出場停止とする処分内容を発表した。

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