元DeNAの倉本が決勝打含む3安打の大暴れ「気持ち的にすっきり」日本新薬が日本選手権出場切符 社会人野球

 「社会人野球日本選手権近畿地区予選・代表決定戦、日本新薬5-2大阪ガス」(13日、わかさスタジアム京都)

 日本新薬が大阪ガスに快勝し、15大会連続25回目の日本選手権出場を決めた。この春に同部に復帰した元DeNAの倉本寿彦内野手が五回の勝ち越し打を含む、4打数3安打1打点の活躍でチームの勝利に貢献した。倉本は「初戦、2戦目と流れよく戦えていた。気持ち的にもすっきりしている」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 「2番・二塁」で出場した倉本は初回、いきなり左前打を放ち、好機を演出する。三回は2死一塁で右前打を放ち、2安打目。1-1の五回1死二塁では変化球をうまく拾い、勝ち越しの中前打を放った。「自分が決めるというよりは次につなぐというか。後ろにも良いバッターがいるので。簡単にアウトにならないようにとは考えていました」と打席内の思考を明かした。

 2015年に日本新薬からDeNAに入団し、8年間プレー。この春に同部へ復帰した。練習ではグランドに1番に現れ、最後に帰る。この姿勢に本人は「意識はしていないです」と笑顔。「ただ、年齢が上なので体のケアをしっかりしておかないと間に合わない部分もあるので。これが良い姿勢で良い風にうつっているんだったらみんなのプラスになればいいですね」と若いチームにいい刺激を与え続けている。

 11月から行われる日本選手権に向け、「みんなの自信になるような試合が続いている。今後につながるような大会にしたい」と意気込んだ倉本。頼りになるベテランがチームを引っ張る。

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