巨人・原監督 阪神は「とてもいいチームだった」 岡田監督の人心掌握術を称賛
「阪神タイガース4-3読売ジャイアンツ」(14日、甲子園球場)
屈辱的だった。大一番で痛恨の同一カード3連敗。宿敵の歓喜の瞬間を眼前で見た。首脳陣、ナインにとってはショッキングな事態となった。
対戦成績は5勝17敗1分け。虎に圧倒的な力の差を見せつけられた。原辰徳監督(65)は「非常にそつのないと言うかミスの少ない。とてもいいチームだった」。1番・近本、2番・中野、8番・木浪に「かなりやられたなという印象。競り負けたという印象が非常に強い」と悔しさをにじませる。
原監督が、舌を巻いたのは1学年上の岡田監督のタクトだった。「選手掌握術というのは大きかった」。不振の佐藤輝ら主力でも大胆に2軍に落として復活させた。「眠っていたような選手を生き返らせたりね」。親交が深い敵将だけにライバル心を燃やしてきた。
だからこそ次のターゲットに向け、気持ちは切り替わっている。まずは3位・DeNAを2・5ゲーム差で追う。屈辱、反省…。それを糧に逆転でCSに進出し、リベンジを果たしてみせる。