中日・立浪監督 根尾の初勝利消滅で采配を反省「継投含めて、私の責任」次回登板には前向き
「中日ドラゴンズ8-7広島東洋カープ」(18日、バンテリンドーム)
中日がカリステの一打でサヨナラ勝ち。乱打線を制し、何とか借金30を回避した。
ただ、惜しまれるのは今季初先発となった根尾のプロ初勝利が消滅したこと。試合後、立浪監督は「根尾が今季初先発でいいピッチングをしたが、勝ちにつなげられなかったのは継投含めて、私の責任」と反省した。
今季初先発の根尾は六回まで3安打無失点の快投。球数も少なかったことから、立浪監督は6点リードの七回も続投させた。だが七回は1死一塁、併殺コースに打ち取った打球を味方が失策し、流れが暗転。1点を失い、なお2死満塁で立浪監督は交代を決断した。
だが、ここからリリーフ陣がアウトひとつを奪えず。根尾含めて七回だけで5投手をつぎ込んだが、味方の拙守も重なり、6点リードを一気に追いつかれた。
根尾はバットでも第2打席に強烈な右前打を放ち、本拠地の竜党も盛り上がっていたが、終盤までもつれるまさかの展開となった。根尾は七回途中で98球を投げ、4安打4失点で自責0だった。
立浪監督は「根尾はどのくらいいけるか、イメージがわかなかったが、五回、六回までと思っていたが、それ以上のピッチングをしてくれた。フォークもよかったし、真っすぐも先頭にフォアボールは出しましたが、微妙に緩急もつけられた」と合格点。次回登板について、「今日の内容なら、ピッチングコーチと話して考えたい」と前向きに語った。