「サンモニ」落合博満氏、CS「3位だったら出なくていいという球団」が出てくる可能性指摘
元中日監督の落合博満氏が24日、TBS系「サンデーモーニング」に出演し、プロ野球のクライマックスシリーズ(CS)について「『3位だったら出なくていい』っていう考えの球団がある可能性がある」と指摘した。
セ・パ両リーグで優勝が決まり、注目はCS争いに移ってきた。23日の試合終了時点でセ・リーグでは3位DeNAと4位巨人の差が3ゲームとやや開いた形。パ・リーグでは2位ロッテと3位ソフトバンクが1ゲーム、ソフトバンクと4位楽天も1ゲームと混戦模様となっている。
落合氏は「楽天まで目はあるでしょうね」とし「ここからは『クライマックスに出たい』と思うところが強いでしょうね」と精神力の差が出てくると分析した。司会の俳優・関口宏は「両方(ソフトバンクと楽天)とも出たいですよ」とツッコんだが、落合氏は「3位のチームってちょっと分かんないんですよ」と待ったをかけた。
落合氏は「出銭ばっかりですから」とズバリ。「出費だけが多くなる。実入りがないっていうのがね、球団としては『3位だったら出なくていい』っていう考えの球団がある可能性がある」と説明した。
アウェーばかりの試合となるため、3位球団にはとっては“うまみ”が少ないという指摘。「初めて聞いたよ」という元DeNA監督・中畑清氏に対して、落合氏は「昔っから言われてることだよ。ま、球団としてね。選手は出たいよ」と笑っていた。
ただ、3位球団も下克上を果たして日本シリーズに進出すれば、しっかりとメリットを享受できる。