高木豊氏、18年ぶりV阪神の陰のMVPに指名した選手とは「どれだけ相手にとって嫌だったか」

 元DeNAヘッドコーチの高木豊氏が24日、自身のYoutubeチャンネルを更新。18年ぶりのリーグ優勝を果たした阪神の陰のMVPに木浪聖也内野手を指名した。

 高木氏は「陰のMVPというか、まだMVPが発表されてないんで分からないんだけど、本当によくやったと思う。木浪の8番というのがどれだけ相手にとって嫌だったか」と絶賛した。

 木浪は今季、岡田監督の方針でキャンプから小幡と定位置争いを繰り広げた。開幕当初こそベンチを温めていたものの、遊撃のレギュラーの座をつかむと、プロ5年目にして初めて規定打席に到達。打率・274、1本塁打、40打点(24日現在)とキャリアハイの好成績をマークし、恐怖の8番としてチームになくてはならない存在となった。

 高木氏は「木浪が調子が良かったから、申告敬遠されてピッチャーまで回して仮にアウトになっても、次の回1番からとか」と打つことだけでなく、8番に置いたことで波及効果を生んだと指摘。「木浪の存在感というのはすごく光ったというね、優勝して初めて」と、優勝したことでさらに評価を高めたと話した。

 高木氏は木浪の年俸アップにもひと言。今季年俸は2100万円(推定)だが、「本当に給料を上げてほしい。8000万円ぐらいはあげてほしいなと思う。周りがさあ、“木浪は8000万円ぐらいいくよ”ってドンドン言っておくと、阪神もあげなきゃいけない風潮になってくるから」と年俸大幅増へ援護射撃した。

 「岡田監督が頑として8番を動かさなかった。その期待に応えた木浪は立派!」とべた褒めすると、「ベストナイン、ゴールデングラブ、可能性あるね」と最後まで賛辞を惜しまなかった。

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