関大が立命大との接戦を制し勝ち点獲得 今秋ドラフト候補の関大・有馬が3安打で牽引「優勝に近づけて良かった」

 「関西学生野球、関大2-1立命大」(25日、ほっともっとフィールド神戸)

 関大が立命大との激戦を延長十回の末に勝利し、勝ち点を獲得。首位攻防戦を制し、優勝に一歩近づいた。今秋ドラフト候補の有馬諒捕手(4年・近江)は「3番・捕手」で出場。十回に決勝点の起点となる三塁打を放つなど5打数3安打の活躍だった。有馬は「なんとか勝てて、優勝に近づけて良かった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 有馬は初回と三回に右前打を放ち、今秋初の複数安打を記録。延長十回は1死走者なしで打席を迎えた。「コンパクトに逆方向を意識して打席に入った。なんとかして出塁したかった」と右翼線へ三塁打を放ち、塁上でガッツポーズ。次打者の打席での暴投で決勝点となるホームを踏んだ。「むっちゃ走りましたね」と笑顔で激走を振り勝った。

 この日は阪神、巨人、ヤクルトの3球団スカウト陣が視察に訪れた。巨人の桜井担当スカウトは「送球の精度も上がっている。(打席での)スイングも強くなっている」と評価した。

 関大は23日・1回戦で16三振1失点で完投勝利を挙げたエース・金丸夢斗投手(3年・神港橘)が先発。この日も九回無死満塁のサヨナラのピンチをしのぐなど、10回6安打1失点、17奪三振で完投し、格の違いを見せた。

 2勝1敗で勝ち越し、首位の座を譲らなかった関大。3年連続の秋優勝へ、大きく前進した。

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