日本ハム 敗戦も新庄監督「感動もらった」伊藤大海の139球熱投 ベンチ前で異例の出迎え「エースになってもらわないと」

 9回、降板する伊藤(17)を自ら出迎える新庄監督(撮影・中島達哉)
 6回、田宮が放った打球についてリクエストをする新庄監督(左)=撮影・中島達哉
 9回のマウンドに上がる伊藤(撮影・中島達哉)
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 「北海道日本ハムファイターズ1-9東北楽天ゴールデンイーグルス」(25日、エスコンフィールド)

 日本ハムは九回に大量8失点で突き放され、3連敗を喫した。

 先発の伊藤大海投手が、139球の熱投。だが、1-1の九回に3点を失ったところで、降板となった。自己最多の球数を投げ終え、最後は力尽きた格好。それでも、魂を込めた投球に本拠地からは拍手が起こった。新庄監督もベンチ前から大きく出て迎え入れ、握手を交わした。

 新庄監督は「(伊藤大海)今日、最後の登板で。彼は将来、ファイターズのエースになってもらわないといけないピッチャーなんで」と、九回も続投させた理由を説明。試合前にも手を肩に置いて熱く言葉をかける場面があり、「今日は最後。見にきてくれてるファンの前で伊藤大海をみせてほしいなと。負けはしましたが、素晴らしいピッチングをした。なんか感動をもらいましたね。彼がやってもらわないと、強くならない」とうなずいた。

 伊藤の記録は九回途中6失点で、今季7勝10敗となった。

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