日本ハム・伊藤 139球力尽く ファンどよめき九回続投 新庄監督「感動もらえました」
「北海道日本ハムファイターズ1-9東北楽天ゴールデンイーグルス」(25日、エスコンフィールド)
ファンがどよめいたのは九回だった。すでに119球投げていた日本ハムの先発・伊藤大海投手が続投のマウンドに上がった。二塁打と2四死球で1死満塁のピンチを招き、銀次、小深田に連打を浴びて決勝点を献上。139球で力尽きた。
新庄監督は「彼は将来エースになってもらわないといけないピッチャー。(今季)最後の登板で、ファンの前で“伊藤大海”を見せてほしかった」というメッセージを込めたことを明かす。その投球に「感動もらえました」と話した。
伊藤も「九回のマウンドに上げてもらえてうれしかった。投げ切りたかったですけど」と振り返る。駒大苫小牧高の大先輩・田中将との初の投げ合いで演じた投手戦。「田中さんに引き出してもらった部分って多かったかなと思います」と感謝の思いも口にした。