DeNA・大貫 復活4勝!CSも任せろ 巨人との直接対決で6回1/3を0封 自己最多11K
「横浜DeNAベイスターズ1-0読売ジャイアンツ」(25日、横浜スタジアム)
ここで投げられる日を想像しながら、DeNA・大貫晋一投手は苦しい時間に耐えてきた。6回1/3を3安打無失点に抑えるだけではなく、11奪三振はプロ入り最多。「こういう場面で投げられるようにファームで頑張ってきた。楽しかった」。復活の100球だ。
自らを奮い立たせた。CS争いの4位・巨人との直接対決のマウンド。「いつも以上に気合が入った試合」で表情は柔らかく、任された責務を果たした。
キーに挙げたのは「失点することが多い」という六回。2番からという巨人の好打順で3者連続三振を奪い、「自分にとってのヤマ場。3人で帰ってこられたのはよかった」と安堵(あんど)した。
6月17日以来、3カ月ぶりと遠かった白星をつかみ4勝目。昨季勝ち頭だった大貫が帰ってきたことは、CSから下克上を目指すチームにとって強い追い風となる。「チームの力になれなかったことは事実。しっかり挽回できるように」。悔しさを晴らす戦いはまだ、続いていく。