明大・村田6回1安打0封 視察スカウト陣に猛アピール 広島・苑田スカウト「使いやすいタイプ」

 「東京六大学野球、明大2-0早大」(25日、神宮球場)

 3回戦2試合が行われ、明大が早大に勝利し、勝ち点を2に伸ばした。今秋ドラフト候補に挙がる村田賢一投手(4年・春日部共栄)が、6回1安打無失点と好投。1回戦のリベンジを果たし、視察したスカウト陣にもアピールした。慶大と法大は延長12回で引き分けた。

 リベンジ登板は気持ちで押した。「負けたくない気持ちは1戦目より確実に強かった。前回悔しかったので、何が何でも抑えようと思った」と村田。4回6安打3失点だった1回戦から中1日で修正し、早大を封じた。

 味方が初回に1点を先制。1-0の四回に安打から1死三塁のピンチを背負ったが、「三振を狙いにいきました」と3番はシンカーで、4番は直球と、2者連続で空振り三振に仕留めた。

 今季は開幕前に右肩に違和感が出た影響もあり、ここまで思うような結果を残せていなかったが復調もアピール。広島・苑田スカウト統括部長は「腕が振れていて変化球がよかった。先発もできるし中継ぎもできる。コントロールが良いから使いやすいタイプ」と評価した。

 ◆村田賢一(むらた・けんいち)2001年8月31日生まれ、22歳。千葉県浦安市出身。181センチ、90キロ。右投げ右打ち。投手。日の出南小2年から浦安ニューラッキーズで野球を始め、日の出中では東京城南ボーイズでプレー。春日部共栄では1年秋からベンチ入り。明大では1年秋にリーグ戦デビューし、リーグ通算14勝。4年春にベストナインを獲得。最速150キロ。

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