日本ハム・谷内が引退会見 プロ11年間「正直苦しい時期とかつらい時期の方が多かった」27日は引退試合「嫌なイメージで終わりたくない」

 引退会見に臨み、質疑応答で応える谷内(撮影・中島達哉)
 引退会見で花束を手に記念撮影に応じる谷内(撮影・中島達哉)
 試合前、谷内(手前)に声を掛ける新庄監督(撮影・中島達哉)
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 日本ハムの谷内亮太内野手(32)が北海道北広島市のエスコンフィールドで引退会見を行った。「いろいろ考えた結果この決断に至りました。7月に2軍に落ちてから1度も1軍に上がれなかったですし成績も残せなかった。いろんなことを考えて引退することにしました」と引退理由を説明した。

 「正直苦しい時期だとかつらい時期の方が多かったですし、自分でもよくここまでやってこられたなと思いますし、日々頑張った結果が11年間という期間に繋がったと思います」とプロ生活を振り返った。

 27日のロッテ戦(エスコンフィールド)は引退試合として開催される。この日は1軍に合流し、試合前は内野全ポジションでノックを受けた。「楽しみ半分、不安半分。嫌なイメージで終わりたくないですね」と話した。

 谷内は国学院大から12年ドラフト6位でヤクルト入り。18年オフに日本ハムにトレードされた。俊足を生かした広い守備範囲を誇り、内野全ポジションを堅実にこなすユーティリティープレーヤー。連続無失策試合「182」を記録するなど日本ハム移籍後3年間は無失策だった。

 打撃面では右打ちに定評があり、昨季は自己最多の167打席に立ち、打率・268、得点圏打率・480の勝負強さも見せた。今季は開幕1軍を果たしたが、7月5日の登録抹消以降は再昇格せず、出場43試合にとどまった。プロ11年間の通算打撃成績は打率・226、3本塁打、59打点だった。

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