「横浜ＤｅＮＡベイスターズ１－０読売ジャイアンツ」（２６日、横浜スタジアム）

　４位の巨人は３位・ＤｅＮＡとの直接対決で痛恨の２連敗。まさかの２戦連続０－１負けで、ＤｅＮＡとの差は４ゲームに広がった。２７日にＤｅＮＡが引き分け以上でＣＳ進出の可能性が消滅するが、同一監督での２年連続Ｂクラスは球団史上初の屈辱となる。

　試合後、原監督は左翼席の巨人ファンの前で２度、頭を下げてあいさつした。報道陣には言葉少なで、山崎伊について「よく投げてくれましたね。頑張りましたね」とねぎらったが、打線について「点取りゲームだからね。何かが足りないんでしょうね、このチームにはね」と語った。

　二回１死満塁、三回１死一、二塁で東の前に無得点。勝負どころでうまく抑えられたという問いには「どうでしょう。ね、そういう中でやるのが我々の世界ですから」と振り返った。ＣＳ進出は絶望的な状況となったが、「それはベストを尽くしてね。戦うスタイルは一緒ですね」と振り絞った。

　先発した山崎伊は立ち上がりから上々の内容。力投したが打線の援護に恵まれず。自身初の２桁１０勝はまたお預けとなった。

　２年連続Ｂクラスが濃厚となり、阿部慎之助ヘッドコーチは「危機的状況になってしまい、結果が全てのプロ野球の世界なのでヘッドコーチとして責任を感じている」と話した。