DeNA・東の意地 8回0封で巨人に引導 球団タイ記録の12連勝でCS進出王手「ようやくこのことを口にできる日がきた」
「横浜DeNAベイスターズ1-0読売ジャイアンツ」(26日、横浜スタジアム)
DeNAの東克樹投手が、8回5安打無失点の快投で16勝目を記録。83年・遠藤一彦氏に並ぶ球団タイ記録の12連勝も達成した。
序盤はピンチを背負う我慢の時間が続いた。二回には1死満塁、三回には1死一、二塁で巨人の中軸を迎えたが、要所を粘りきって無失点。直後に先制点をもらうと、尻上がりにテンポは上がった。
試合後には「絶対に先制点をあげちゃいけないという中で、2回、3回とピンチを作って、本当に精神的に疲れました」と背負っていた重圧を吐露。勝因には六回の岡本和を三振に打ち取ったシーンを挙げて、「一発がある場面でバッター。先頭をしっかりと抑えることができたということでリズムにも乗っていけましたし、6回以降ギアも上がったのかなと思います」と振り返った。
毎勝利を挙げる度に連勝記録について問われていた東。ついに球団記録タイとなる12連勝に到達し、「ようやくこのことを口にできる日がきたかな、と。今まで『気にしていない』とか言ってきましたけど、これで球団の記録に並べたこと、球団史に名を刻めたことはすごく一野球選手として非常にうれしいことだと思うので、素直に喜びたい」と喜んだ。
チームはこれでCS進出決定に王手。東もリーグトップを独走する16勝に加えて、勝率もトップの・889とした。