日本ハム・新庄監督が来季続投「新庄剛志はこのままでは終わらないぞと。奇跡を起こす人間だという所を見せつけたい」不退転の3年目
日本ハムは27日、北海道北広島市のエスコンフィールドで会見し、新庄剛志監督(51)の続投を発表した。会見には井川伸久オーナー、小村勝社長、新庄監督が出席した。
井川オーナーは「新庄剛志監督に契約延長を要請しその場で受諾をいただきました。このことをご報告申し上げます契約期間は2024年シーズン終了時までの1年間ということになります」と報告。
新庄監督は「この世界は結果が全てなので、来年で3年目ということで、来年も今年のような成績であればユニホームを脱ぐという覚悟で死ぬ気で選手を成長させながら戦っていきたいと思います」とあいさつした。
新庄監督は1年目の昨季は「優勝なんか目指さない」としてスタートしたが、59勝81敗3分で最下位に終わった。今季は「日本一しか目指さない」として臨み、一時は3位に肉薄したが、主力の相次ぐ離脱や、13連敗もあり、26日時点で58勝78敗1分の最下位に沈んでいる。
それでも野手陣では昨季は松本剛、今季は万波の覚醒に尽力。投手陣も鈴木の下手投げ転向を成功させ、河野、池田、田中正の勝ちパターンを確立するなど、防御率を昨季の3・46(リーグ5位)から3・08(リーグ3位)に改善。若手を成長させる“新庄育成工場”として、その手腕を発揮してきた。
来季の目標として「優勝させることはもちろんなんですけど僕の役目は勝ち続けるファイターズの土台を作ることが1つの仕事と、ファンのみなさんに野球の楽しさを伝えることが僕の使命。新庄剛志はこのままでは終わらないぞと。奇跡を起こす人間だという所を見せつけたいと思います。今戦っている選手、23歳ですよ。この選手たちが自信を付けています。自信を付けたら必ず爆発するので楽しみに見てください」と約束した。