青学大ドラ1候補・常広羽也斗が6安打11奪三振でリーグ戦初完封 西武・潮崎編成グループディレクター「1位じゃないと取れないピッチャー」

 9回、最後の打者を三振に仕留め完封勝利を挙げた青学大・常広羽也斗(撮影・吉澤敬太)
 力投する青学大・常広羽也斗(撮影・吉澤敬太)
 東洋大の打者に立ち向かう青学大・常広羽也斗(撮影・吉澤敬太)
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 「東都大学野球、青学大3-0東洋大」(27日、神宮球場)

 今秋ドラフト1位候補の青学大・常広羽也斗投手(4年・大分舞鶴)が6安打無失点11奪三振の力投でリーグ戦初完封勝利を挙げた。

 初回、先頭に二塁打を許したが無失点で切り抜けるとリズムに乗り、九回までスコアボードに0を並べた。3-0の七回には「気持ちが抜けていた」と無死満塁のピンチを招いたが、「(マウンドに来たコーチの)中野さんの言葉で立ち直った。一つ覚悟を決めて投げた」とギアを上げ、1番打者から3者連続三振を奪って本塁を踏ませなかった。

 今季は開幕週の中大との2戦目で先発し、5回2/3を5安打5失点で黒星。「前回六回に自責点5がついてしまってその反省があったので、六回以降をしっかり抑えようという気持ちで投げました」と反省を生かして9回を投げきった。

 この日もバックネット裏で、阪神は4人体制で視察するなど、スカウト陣も熱視線を送った。西武・潮崎編成グループディレクターは「真っすぐとフォークがあるから危なくなったら三振が取れる。見た目も良いし、結果も良い。1位じゃないと取れないでしょうというピッチャー」と評価した。

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