最速158キロ左腕の東洋大・細野にDeNAスカウト「モノが違う」8回3失点、124球の力投実らずも高評価変わらず チームは延長十一回タイブレークの末サヨナラ負け
「東都大学野球、青学大5-4東洋大」(28日、神宮球場)
今秋ドラフト上位候補に挙がる東洋大の最速158キロ左腕・細野晴希投手(4年・東亜学園)は124球を投げて8回5安打3失点。チームは延長十一回タイブレークの末サヨナラ負けし、勝ち点を落とした。
初回、先頭にソロ本塁打を被弾したが、その後はテンポよく投げ込んだ。3-2の六回には失策と安打で1死一、二塁のピンチを背負ったが、続く6番、7番を2者連続三振に。3-2の八回に味方の失策で1点を失ったが、2死三塁で見逃し三振を奪い、勝ち越しは許さなかった。しかし、投げ終えたと同時に足がつり転倒。九回からは継投策に入った。
細野自身に勝敗はつかなかったが、能力の高さは発揮。152キロをマークした力のある直球に変化球を混ぜて10三振を奪った。視察したDeNAの河野スカウトは「ものが違う。(スピードも)まだまだでそう。東都に良いピッチャーがたくさんいるけど、160キロ出るかと言われたらこの子が一番でる可能性があるんじゃないかな」と評価を語った。