巨人・松田宣浩が涙の引退会見「夢のような時間でした」原監督には感謝の言葉「温かいお言葉をいただいた」
巨人・松田宣浩内野手(40)が28日、都内で引退会見を行った。
冒頭で「今シーズンでユニホームを脱ぎます。(現役の18年間は)私にとって夢のような時間でした」と語った。そして引退の経緯を説明している際、声を詰まらせ、目頭を押さえて涙ぐむシーンもあった。巨人に入団する際、原監督から「ムードメーカーではなく戦力として考えている」と期待されたことを明かし「温かいお言葉をいただいた。その中で1軍でプレーしても結果を出せなかった」と心境を明かした。
松田は今季限りで現役を引退すると球団に申し出ていた。昨オフにソフトバンクから巨人に移籍。今季の1軍出場は11試合で、今月2日に出場選手登録を抹消されていた。
松田は亜大から2006年に大学生・社会人ドラフトの希望枠でソフトバンクに入団。昨季まで17年間、ソフトバンクでプレー。強打の三塁手として黄金期のソフトバンクの勝利に貢献した。また「熱男」のパフォーマンスで球場を盛り上げる人気者だった。
通算では1832安打をマーク。1921試合に出場して打率2割6分5厘、301本塁打、991打点。