巨人・松田 涙の引退会見「夢のような時間」 “熱男”第二の人生は「野球界の松岡修造さん」?
今季限りでの現役引退を決めた巨人・松田宣浩内野手(40)が28日、都内のホテルで会見を行った。巨人、ソフトバンクでの18年間のプロ野球生活を「夢のような時間だった。100点満点」と熱い口調で振り返った。
「今シーズンでユニホームを脱ぎます」。会見中、何度も声を詰まらせ目頭を押さえて涙ぐんだ。巨人移籍1年目の今年は結果が出せずシーズン中、2軍降格した際、妻に「そろそろ引退の時期かな」と伝えていた。ただ40歳まで現役の目標を達成し「やり残すことがないくらい、いっぱい練習しました」と悔いはない。
本塁打を打った際の“熱男”のパフォーマンスで球場、ファンを盛り上げた松田。後継者に巨人では“同期”入団となるドラ1の新人・浅野を指名し「必ず未来がある」と期待を込めた。自身の今後は「野球界の松岡修造さん(テニス)みたいな熱い人間になることを目標に次のステップに入りたい」。“熱男”らしい第二の人生を歩む。
◆巨人・原監督「素晴らしい野球人生だったと思う。胸を張ってね。見事な18年だった。最後、ジャイアンツのユニホームを着てプレーできたのは彼にとっても、ジャイアンツにとっても良かったと思う」
◆松田 宣浩(まつだ・のぶひろ)1983年5月17日生まれ、40歳。滋賀県出身。180センチ、86キロ。右投げ右打ち。内野手。中京から亜大を経て、05年度大学生・社会人ドラフト希望枠でソフトバンク入団。06年3月25日・ロッテ戦(ヤフードーム)でプロ初出場初先発(7番・三塁)。ベストナイン1回(18年)、ゴールデングラブ賞8回(11・13~19年)。13・17年WBC日本代表。