巨人オーナー 原監督の続投明言せず 「真剣に考える必要がある」球団史上初の同一監督2年連続Bクラス
巨人・山口寿一オーナー(66)が29日、都内でのオーナー会議後、取材に応じた。今季が3年契約の2年目となる原辰徳監督(65)について「契約についてどう考えるかということも含めて、真剣に考える必要があるだろうという考えですね」と続投を明言しなかった。
今季の巨人は歴史的な低迷にあえいだ。3年ぶりリーグ制覇を目指しながらも、独走で阪神の優勝を許した。原政権下では初となる3年連続のV逸。球団にとっては危機的な状況となっている。
山口オーナーは「誠に厳しいですよね。ペナントの奪回を目標にして今シーズンスタートした。優勝争いに絡むこともできなかった。ファンの皆さまに大変申し訳ないシーズンになってしまった」と謝罪。「来季も原監督に任せるか」と問われると「来季のことは真剣に考えなきゃいけないと思ってます」と厳しい表情を浮かべた。
同オーナーが取材に応じた時点で今季の順位が確定しておらず、「今日、この段階で、これ以上のことは言えない」と慎重に語っていたが、この日のナイターでDeNAが勝利したため巨人のBクラスが確定した。2年連続Bクラスは、同一監督では球団初。歴史的な屈辱となった。