巨人が逆転負け 戸郷の13勝目も消える 大勢、中川が打たれる

 「読売ジャイアンツ1-2中日ドラゴンズ」(30日、東京ドーム)

 29日に2年連続のBクラスが確定した巨人は、眼下の敵である中日を相手に競り負けた。

 打線は二回に吉川の二ゴロ内野安打で1点を奪って先制した。ただその後は相手先発・根尾に苦しめられ、結果的には6回を5安打1得点に抑え込まれてしまった。

 先発したエース・戸郷は立ち上がりから直球に球威があり、変化球もさえた。四回1死までパーフェクト投球。その後も危なげのない投球で降板する七回まで2安打無失点に抑え自己最多13勝目の権利を持ってマウンドを降りた。

 2番手で大勢が1-0の八回に登板したがリードを守れなかった。1死も取れずに3失点で降板した9月21日・阪神戦(甲子園)以来のマウンド。先頭打者に安打で出塁を許し、二盗を決められて無死二塁。1死後、代打・大島に中前適時打を浴びて1失点を喫し同点に追いつかれた。その瞬間、スタンドは大きなため息に包まれた。戸郷の13勝目も消えた。九回は中川が石橋に決勝ソロを浴び、逆転負けとなった。

 今季は歴史的な低迷にあえいだ巨人。原政権下では初となる3年連続のV逸。同一監督の2年連続Bクラスは球団初の屈辱となった。本拠地のスタンドはオレンジ色にびっしり染まり、大声援が送られた。そのファンのために意地を見せたかった。

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