ヤクルト・荒木貴裕 現役最後の試合は空振り三振と左飛も3万人のファンから万感の拍手

 7回、空振り三振に倒れ、ライトスタンドのファンに向かい一礼する荒木(撮影・棚橋慶太)
 7回、代打で空振り三振に倒れた荒木(撮影・棚橋慶太)
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 「東京ヤクルトスワローズ-横浜DeNAベイスターズ」(30日、神宮球場)

 今季限りで現役を引退するヤクルト・荒木貴裕内野手が、引退試合を迎えた。

 七回無死一塁から代打で出場。名前がコールされると、DeNAファンも含む3万人近い観衆から拍手で迎えられながら打席に立った。結果は空振り三振に倒れたが、球場からは再度大きな拍手が送られ、ベンチの前で何度も頭を下げた。八回からの守備では最も慣れ親しんだファーストの守備につき、山田など後輩たちの送球を完璧にミットに収めていた。九回1死から2度目の打席にたち、良いあたりを放ちながらも左飛に倒れた。

 試合前には緊張した面持ちで「元気な姿を見せて、今までの感謝の気持ちを持ってプレーできれば」と話していた。

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