巨人・原監督 Bクラス確定初言及「大変申し訳ないと、この一心」
「読売ジャイアンツ1-2中日ドラゴンズ」(30日、東京ドーム)
無念の思いが詰まっていた。巨人・原辰徳監督(65)が試合のなかった9月29日にBクラスの4位が確定したことについて初めて言葉を発した。「これは現実として。非常に、ふがいない戦いの中でね、こういう結果になったというところですよ」。歯がゆさで充満しているようだった。
リーグ制覇に執念を見せていたが、結果は散々だった。CS進出も逃し、同一監督の2年連続Bクラスは球団初という屈辱を味わった。歴史的な低迷にあえいだ今季。「ファンの方には大変申し訳ないと、この一心ですね」と謝罪した。
Bクラスが決まった日に山口オーナーが今季3年契約の2年目となる指揮官について「契約についてどう考えるかということも含めて、真剣に考える必要があるだろうという考えですね」と続投を明言しなかった。オーナーの厳しい言葉や足りなかった部分について原監督は「まだ反省する、全て総括的にはね、話すことはできませんね」と多くは語らず、「大いにしっかりと受け止める必要のあるチームであるということですね」と語った。
この夜は逆転負けで3連敗。勝利の方程式を確立できなかった今季を象徴するように終盤の大勢、中川が打ち込まれた。「こんなチームではないんだというところはね、思ってほしいね。何とか力を振り絞ってもらいたいなと思います。私も一緒ですね」。残り3試合で1敗でもすれば3年連続のシーズン負け越しが確定する。屈辱にまみれた1年で最後に意地を見せられるか。