楽天4・6以来の5割復帰 10連敗中の天敵・田嶋撃ち 石井監督は「今日はとにかくやっつけようと」
「オリックス・バファローズ3-4東北楽天ゴールデンイーグルス」(30日、京セラドーム大阪)
ついに天敵を倒した。楽天打線が21年から10連敗を喫していた、オリックス・田嶋を攻略。左腕から3年ぶりの白星をつかんだ。石井一久監督は「今日はとにかくやっつけようと。なんとか点を取れた」と納得の表情で振り返った。
立ち上がりを攻めた。初回、小深田大翔内野手がフェンス直撃の三塁打でチャンスを演出。1死三塁から島内宏明外野手(33)が犠飛を打ち上げ、先制点を奪った。
島内は三回にも適時打を放ち、チームに追加点をもたらした。指揮官は「全体的によくコンタクトしてくれた」とポイントゲッターとしての働きを評価した。
四回には相手のミスに乗じて2点を追加。田嶋に対し、21戦連続3点以下に抑えられていた打線が、執念で4点を奪い取った。
天敵を攻略しての価値ある1勝で、最大13あった借金をついに完済。4月6日以来の勝率5割に復帰した。
この日は、CS進出を争う2位・ソフトバンクと4位・ロッテもともに勝利。1・5差の中に3チームがひしめく激戦は続いている。指揮官は「一個一個勝つしかないし、チームとしてしっかり前に進んでいけばいい」と力を込めた。残り6試合。チーム一丸となって、最後の一戦まで戦い抜く。