ロッテ・石川慎 代打で移籍後初サヨナラ打 角中の一言「すごくでかいです」 CS進出へ「死に物狂い」

 「千葉ロッテマリーンズ5-4埼玉西武ライオンズ」(30日、ZOZOマリンスタジアム)

 執念の一打で歓喜のサヨナラ勝ちだ。ロッテ・石川慎吾外野手が今年7月の巨人からの移籍後初のサヨナラ打。「弱気な気持ちにだけはならないように打席に立った」。強気で振り切ったバットが、3時間49分の熱闘に終止符を打った。

 取って取られてのシーソーゲームは、延長十回までもつれ込んだ。CS出場に向け一戦も落とせない状況での、しびれる展開。1死一、二塁。相手投手は左腕の佐藤隼。角中の代打に指名されたのは、“左腕キラー”の石川慎だった。

 ストライクを2球見逃し、3球目の135キロの変化球を捉えた。打球は中堅の頭上を越え右中間で弾んだ「勝った!!」。二走・和田がホームを踏んだ瞬間、勝利の立役者にはウオーターシャワーが降り注いだ。

 「雲の上の存在」と尊敬する角中からの一言が背中を押した。「『頼むよ』と。その一言がすごくでかいです」。自分を信じて大事な場面を任せてくれる先輩や監督、コーチ。「何とか気持ちに応えたい」と1打席により一層の熱がこもった。

 接戦を制した。だが、CS出場をかけて激しい争いを続けるソフトバンク、楽天も勝利したため順位は4位のまま。「シーズン終盤は向こうも死に物狂いで来るし、こっちも死に物狂いでいく」。9月を勝利で締めくくった。勢いに乗り、必ず次のステージに進む。

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