阪神・才木の母校、須磨翔風が創部15年目で初の近畿大会出場切符 エース・槙野が地区大会から全7試合完投「最後が一番良かった」

2失点完投勝利を挙げた須磨翔風・槙野
最後の打者を三振にとり、雄たけびを上げる須磨翔風・槙野
初の近畿大会出場を決めた須磨翔風ナイン
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 「秋季高校野球兵庫大会・準決勝、須磨翔風3-2長田」(1日、姫路ウインク球場)

 須磨翔風が長田を接戦で下して初の近畿大会出場を決めた。創部15年目での悲願達成に中尾修監督(57)は「感無量です。校歌を聞いているときに卒業生やお世話になった方々が浮かんだ。胸が熱くなりました」と感慨深げに振り返った。

 チームの大黒柱はエース・槙野遥斗投手(2年)だ。この日は前日の準々決勝に続く連投だったが疲れはなし。9安打を浴びながらも2失点で完投勝利を挙げた。右腕は「うれしいです。今日決めたかったので良かったです」とクールに振り返った。

 地区大会から全7試合、63イニングを1人で投げ抜き、自責はわずか4。この日は初回に先制を許すなど前半は不安定な立ち上がりだったが、三回に味方が逆転したあとは走者を出しながらも粘りきった。八、九回では3奪三振を記録。「最後が一番良かった。指にかかったボールがいった」と無尽蔵のスタミナで投げきった。

 同校初の近畿大会出場を決めたナイン。一つ大きな目標を達成したが、初の甲子園出場をかけた戦いは続く。槙野は「このチームは大会中に強くなるチーム。近畿も勝ってその先につなげたら」と先を見据えた。

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