宇和島東が2年連続四国大会へ 1年生右腕の継投で小松との3位決定戦を制す

3位決定戦に勝利し、笑顔で応援席へあいさつに向かう宇和島東ナイン
2番手で4回2/3を無失点と好救援した宇和島東・川口
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 「秋季高校野球愛媛大会・3位決定戦、宇和島東5-2小松」(1日、今治市営球場)

 宇和島東が小松を下し、2年連続15度目となる秋季四国大会(28日開幕、徳島)の出場権を獲得した。

 2-2で迎えた五回、1死二、三塁から3番・丸碆遼外野手(2年)が左中間へ2点三塁打、4番・豊岡健汰内野手(2年)の左犠飛で一挙3点の勝ち越しに成功。背番号1の菊沢敬飛投手と背番号9の川口颯太外野手による1年生右腕2人の継投で小松の強力打線を2点に抑えた。

 前日の準決勝・松山商戦は3失策の拙守も響き0-8で完敗。この日は無失策と野手陣が奮起しての勝利。主将の曽根健吾内野手(2年)は「強打の小松にエラーなしで勝つことができたのでうれしい」と素直に喜んだ。

 昨秋の四国大会も3位校で出場し、鳴門渦潮との初戦は突破したが、準々決勝で英明に敗退。1年生ながら正二塁手で試合に出ていた曽根は「3位校の意地を見せて、しっかり四国大会でも戦えるように頑張りたい」と雪辱に燃えていた。

 長滝剛監督(44)も「愛媛県の代表として他県の強力なチームに立ち向かっていきたい。県大会を勝ち進んだ、みんなで勝ち上がるスタイルは四国大会でも貫いていきたい」と97年以来のセンバツ切符へチーム一丸で戦うことを誓った。

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