松山商 28年ぶり秋の愛媛王者 1位で四国大会へ 大野監督「いい準備したい」

2失点完投でチームを28年ぶり頂点に導いた松山商のエース・林
愛媛1位校での四国大会出場を決めた松山商ナイン(撮影・斉藤章平)
28年ぶり秋の愛媛王者に輝き、ダイヤモンドを一周する松山商ナイン(撮影・斉藤章平)
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 「秋季高校野球愛媛大会・決勝、松山商4-2今治西」(1日、今治市営球場)

 夏将軍の松山商が今治西との激戦を制し、1995年以来、28年ぶり12度目の優勝を飾った。

 2-2の八回、1死一、二塁から3番・大西利来捕手(2年)が中越えに勝ち越しの2点二塁打。170球を投じたエース・林颯太投手(2年)が2失点完投で接戦を勝ち切った。

 試合終盤に飛び出した値千金の決勝打。塁上でのガッツポーズで喜びを爆発させた大西主将は「大会前から控えの2年生が自分たちのために一生懸命、練習の補助をしてくれた。それが結果につながった」と仲間のサポートに感謝した。

 大野康哉監督(52)は「選手がよく耐えて戦ってくれた。きょうは試合前から『とにかく自分たちから崩れる野球はやめよう』と言っていた。ミスもあったけど、よく粘ってくれた」と教え子の奮闘をたたえた。

 松山商にとって2010年以来、13年ぶり秋の四国大会は愛媛1位校として臨む。前任校の今治西での監督時代に春夏計11度の甲子園に導いた指揮官は「いい準備をして、初戦で硬くなることがないように、リラックスして試合に入れるように気持ちづくりの方もしていきたい」と大一番を見据えた。

 秋季四国大会は徳島で28日に開幕。愛媛からは優勝した松山商、準優勝の今治西、小松との3位決定戦を制した宇和島東の3校が出場し、来春センバツが懸かった戦いに挑む。

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