ソフトバンク王会長がHR王獲得の大谷を祝福 「10年前までは誰もそんなことは考えられなかった」「アメリカでも球史に残る立場に」

 ソフトバンク・王貞治球団会長(83)が2日、米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平が日本人初のホームラン王を獲得したことを祝福した。

 王会長は「10年くらい前までは誰もそんなことは考えられなかった。だけどイチロー君が1年目からMVPになったり活躍した。やっぱりイチロー君がいなければ大谷君(の活躍)はないよ」と私見を述べ、「大谷君がもっと大きなスケールのホームラン王をとった。首位打者も難しいけど、ホームランというのはある一部の人たちしかチャンスがない。ホームランはボールを遠くに飛ばせるという条件を備えてないと。その中で大谷くんはアメリカに行って、ウエートトレーニングもやって体も大きくした。我々の時代は(メジャーリーガーを)見上げてた。彼は逆に見下ろしてるんじゃないか。肉体的にも絶対負けないものを自分で作り上げた。アメリカでも完全に一目置かれるバッターになったよね」と話した。

 さらに「アメリカの方でも球史に残る立場になった。あと何年やってくれるか楽しみ。今までいろいろ精進して、コンディションもしっかり考えて、私生活の自己コントロールもすごくいいというし、あと15年ぐらいやるつもりで頑張ってほしいね。またホームラン王をとってほしいよね」と終始目を細めていた。

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