「33-4」阪神屈辱の05年日本シリーズ 全国放送、甲子園開催に西岡剛「楽しくてしょうがなかった」

 元阪神投手でプロ野球解説者の下柳剛氏が2日、自身のユーチューブ「柳に風」を更新。ゲストにロッテ、メジャー、阪神を経て現在は北九州下関フェニックスで監督兼任の選手として現役を続ける西岡剛を迎え、阪神が4連敗で完敗に終わった2005年日本シリーズを振り返った。

 05年は阪神がリーグ優勝を決めたのが9月29日(シーズン最終戦は10月5日)で、10月22日に始まった日本シリーズまで阪神が期間が空いた。一方のロッテはパ・リーグのプレーオフを勝ち上がったのが10月17日だった。

 下柳氏が「こっちが期間が空いて、ロッテが初戦を大勝。楽勝やと思ったやろ」と問うと、西岡は「楽勝というか、僕らはムッチャ楽しかった。日本シリーズは全国放送。しかも甲子園でできる。楽しくてしょうがなかった。怖さとかもなかった」と回顧。「甲子園で4万人のファンが入って、ヒットを打つといっせいにため息が出る。気持ちよかった」と振り返った。

 二人は短期決戦は勢いやノリが大事とし、下柳氏は「(ロッテは)若いチームだったから一度火がついたら、もうどうにもならなかった。投げていてもヤバいなと思った。みんなフルスイングで来る初球から。勢いづいててちゅうちょがないのよ」とロッテ打線は今江の8打席連続安打などノリノリだったと証言。「あんなに悔しいことはなかった。あまりにも悔しすぎて、優勝するんじゃなかったと思った。赤っ恥やんか」と苦笑いで明かした。

 一方の西岡は「4戦目負けて、地元のマリンで優勝しようと話すぐらい余裕があった」とし、「テレビで阪神ファンが『虎が猫になった』と言ってるのを見て」と上機嫌のまま二日酔いのべろべろで新神戸から帰ったことを明かした。

 05年日本シリーズは「10-1」「10-0」「10-1」「3-2」でロッテが4連勝。その合計点数の「33-4」はいまだに阪神ファンの忌まわしき数字として語られている。

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